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石炭は有限のものだ
« 投稿日:: 11月 14, 2012, 12:51:47 am »
石炭は有限のものだ

昨今のニュースを見ているといろいろな偽装事件など- 石川五右衛門の辞世の句と言われている句を思い浮かべてしまう。
「石川や 浜の真砂は 尽きるとも 世に盗人の 種は尽きまじ」 - 石川五右衛門世に盗人の→「世に悪人の」に変えると普遍的言葉か哲学か?人間は進歩しているのか後退しているのか?ちょっと気になってしまう。

明治時代の炭坑主に渡辺祐策と言う人がいます。このひとは
石炭は有限のものだ。掘っていればやがて尽きる。だから石炭を節約するのではなく石炭のある間にその富で無限の技術に転換しなければならない。渡辺祐策(1864-1934)沖ノ山炭坑(宇部興産の創始者)

と言っています。今、環境に優しい、省資源、資源の節約などと声高に叫ばれていますが、これを正直に守って日本が資源を使わなくなると、世界の資源需要が少なくなるのかというと、日本の使う資源量が減っただけで他の国が使うだけ。(これは当たり前のことですね)先進国だけ良い思いをしてカルテルを結んで資源を使わない提案、協定してみても、発展途上国はやっぱり先進国と同じように豊かになりたい。なってどこがいけない。という事になるでしょうね。
渡辺祐策の時代は石炭であったけれど今は石油。これが尽きないうちにこれを使って次のエネルギー源への転換技術を使って次世代のことを考えることが、求められているのではないでしょうか?

夕張炭坑の夕張市にならないために、渡辺祐策の言葉も視野にいれておきたいものです。ある人が現在の石油の価格をバブル崩壊直前の兆候と言っています。今現在の状態は下記の兆候が現れているとのこと。原油の製造原価 1バーレル=3ドルとのことこれに比べて147ドルがどれだけ実態と違っているのかが分かりますね。

バブル崩壊直前の兆候
・一般常識と照らし合わせても明らかに異常な価格
・投機の輪が一般にまで広がっていくこと
・投機対象の値動きが激しくなる

原油の製造原価 1バーレル=3ドル

  原油価格   50ドル 2007.1
       147ドル 2008.7.11
       100ドル 2008.9.11
                         98ドル 2008.9.14
       1バーレル=159リットル

半年後、壱年後どうなっているでしょうね!