投稿者 スレッド: 「廻り地蔵」の風習 市文化財に初指定 横浜・鶴見川流域と下飯田地区  (参照数 626 回)

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東京新聞:「廻り地蔵」の風習 市文化財に初指定 横浜・鶴見川流域と下飯田地区:神奈川(TOKYO Web)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/kanagawa/20131117/CK2013111702000105.html

「廻り地蔵」の風習 市文化財に初指定 横浜・鶴見川流域と下飯田地区

2013年11月17日
 

下飯田の廻り地蔵(中央)。たくさんの人形がつるされている(いずれも横浜市教委提供)
写真

 横浜市教委は、地蔵を一週間から十日ずつ家から家へと送ってまつる無形民俗文化財「廻(まわ)り地蔵」を、初めて市文化財に指定した。かつて相模国から武蔵国にかけて行われていたが、市街化で貴重になっており、「古くからの村落組織を基礎に行われている注目すべき民俗文化財」と評価された。

 指定されたのは「鶴見川流域」と「下飯田」(泉区)の二件。「鶴見川流域」は、白山町(緑区)の五十五戸、池辺町薮根(都筑区)の四十七戸、新羽町三谷戸(港北区)の三十五戸が各一体を、「下飯田」は約七十戸が一体を廻している。

 下飯田は女性が運営し、子どもが生まれたときに人形をつるす習慣がある。池辺町薮根と下飯田では、子どもの無事な成長を祈って行われているが、他の地区では詳しい由来は分からないという。

 市教委はこのほか、アメリカ山公園(中区山手町)で発見された縄文時代の史跡「元町貝塚」と、一九二八(昭和三)年に建てられた商社ビルの遺構「旧日本綿花横浜支店事務所棟」(中区日本大通)の二件も市文化財に指定した。 (橋本誠)