投稿者 スレッド: あの日にドライブ  (参照数 344 回)

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あの日にドライブ
« 投稿日:: 10月 29, 2013, 11:12:56 pm »
書名:あの日にドライブ
著者:荻原 浩
発行所:光文社
発行年月日:2005/10/25
ページ:294頁
定価:1500円+税

牧村伸郎、43歳。なぎさ銀行の日本橋支店営業二課課長の時支店長にいってはいけない一言を言ってしまったために、左遷の辞令、それに反抗して辞職した。この一言がなかったら、副支店長か本部の次長か位にはなれるエリートコースを順調に進んでいた。仕方なくタクシー運転手になるが、営業成績は上がらず、希望する転職もままならない。不平と不満を抱えながらタクシーの運転をやっていた。そんな折り、偶然、青春を過ごした街を通りかかる。もう一度、人生をやり直すことができたら。

伸郎は自分が送るはずだった、もう一つの人生に思いを巡らせ始めるのだが…。 タクシーの運転手の目から見た世間、人々の生き様、サラリーマン生活、人と人の関わり方なかなか面白い。視点を変えてみるとまた違った見方が見えてくる。「あの日にドライブ」誰しも考えてみたことがある話題では?現状と過去の間を行ったり来たりしながらのある種のファンタジー小説。面白い本です。
« 最終編集: 10月 29, 2013, 11:15:59 pm by admin »