書名:福岡県の歴史
著者:川添 昭二
発行所:山川出版社
発行年月日:1997/12/20
ページ:317頁
定価:2400円+税
昭和30年頃までの福岡は石炭、セメント、鉄をはじめとする基幹産業が栄えたところ、その後労働争議、そして会社の東京本社に対する九州支店が設置される街というように地盤沈下してしまった感があるが、福岡県も歴史の遺跡、史跡、資料の宝庫という県です。ところがこの山川出版社の歴史シリーズの中ではあまり出来が良くない。あまりにも多くの歴史を纏めきれずに、何でもありで何に焦点を当てたかよく分からないところがある。本当は今の倍くらいのページ数が欲しい県ですね。
他の資料を借りながら、福岡県を見ていくとなかなか面白い、貴重はものが一杯あるところという感じがする。ちょっと本書は参考程度の本にしかなっていないように思う。