投稿者 スレッド: ウェブ進化論・・・本当は大変化はこれから始まる  (参照数 1198 回)

admin

  • Administrator
  • Hero Member
  • *****
  • 投稿: 59139
    • プロフィールを見る
ウェブ進化論・・・本当は大変化はこれから始まる
« 投稿日:: 11月 14, 2012, 12:13:06 pm »
書名:ウェブ進化論・・・本当は大変化はこれから始まる
著者:梅田望夫
発行所:ちくま新書
発行年月日:2006.4.10
定価:740円+税

ブログ、ロングテール、Web2.0などの新現象を読み解きながら大変化の本質を
捕らえ変化に創造的・積極的に対処するヒントが散らばっている。情報、知の
大変化が今起こっている。

これを読んでGoogleの知の革命。「衆愚は堕落する」ネット人口が1億人2億
人というマスの人間が参加して玉石混交の状態で情報を選択する手段がないと
段々、悪貨が良貨を駆逐するようにどんどんと悪くなっていく。

みんなが情報発信手段を持ち始める、誰でもが発信出来るようになってきたと
しても、実は自然に淘汰されていく、また実際に発信する人は10人に一人、
100人に一人。今までのように新聞記者、文筆家等は0.0001%の人達
の世界(閉じられた情報発信)から1%になったら、それでも全人口の一桁%
意外と1%というというとそれなりのエリート、実際の人数が100万、10
00万人という数になってくる。この1000万人が発信する情報は信頼性も
あるものになってくるのではないか。

 それをどうやって選択していくか、これがGoogleの知の革命(そんな大層な
ものでもないが)簡単にいうと、リンクが多いページ(情報)を上位から並べ
てある。これの20位に上がってくる情報が90%以上信用出来るものになっ
ている。(仮説)

 なんて事を考えてしまった。面白い本ではあるが、ちょっと品位に欠ける下
品な本ですね。インターネット関連の本は村井純にしても、坂村健、国領二郎
等いずれも品位と語彙不足が目立っているような感じがする。数学者の藤原正
彦、古くは寺田寅彦などは品位があるように思う。

たいしたことでもないのに大げさに振る舞うと言うのが新しいものの欠点かな
インターネットもようやく10年、一つの技術が成熟して定着するまでにはま
だ短い(30年から50年はかかるでしょうね)

 ようやくインターネットの本質が見えてきたのではあまりに期待しすぎした
きらいがあったのでは。じっくりと物事を考えるときが来たように思います。
セキュリティの問題にしても、アクセシビリティにしても過剰反応して既存の
ツール、方法と比べて大して変わらないところも多いの期待しすぎている感が
あるように思う。本末転倒になっていることをじっくりと考えていかないと、
大騒ぎばかりしていないと落ち着けない人種になってしまいそうです。

人と人のコミュニケーションの本少しの代替え手段を全てだと勘違いしてきた
10年ではなかったのではないでしょうか?