投稿者 スレッド: 古寺巡礼  (参照数 493 回)

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古寺巡礼
« 投稿日:: 4月 16, 2020, 07:21:03 pm »
書名:古寺巡礼
著者:和辻 哲郎
発行所:岩波文庫
発行年月日:1961( 昭和 36) 年 12 月 発行
      1979( 昭和 54) 年 3 月 16 日 第 1 刷 発行
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定価:0円

和辻哲郎の『古寺巡礼』が出版されたのは大正8年(1919)で、30歳のとき
である。前年の5月に友人たちと奈良を旅行して、その感想を『思潮』に5回
連載したものをまとめたものです。その後、この若い時代の『古寺巡礼』の若
い頃の文章がきらいだったらしく、何度か手を入れようとして果たせず結局、
昭和21年の全集には書きなおした文章のほうを収録した。それを読んでいる
ことになる。

大正七年の五月,二十代の和辻哲郎は唐招提寺・薬師寺・法隆寺・中宮寺など
奈良付近の寺々を毎日のように訪れ、飛鳥・天平・奈良の古建築・古美術に相
対し,その印象を若さと情熱をこめて書きとめた紀行文であり、哲学書でもあ
る。若く鋭い繊細な直観、自由な想像力の飛翔、東西両文化にわたる該博な知
識が一体となった、今読んでも十分通じるみごとな美の世界がここにあります。

昔々若い若い頃訪れたこともない奈良のお寺の「古寺巡礼」を読んですっきり
としない感じでいました。何となく不完全燃焼だった本です。何十年かぶりに
読んでみて、出てくるお寺、仏像、建築などもほとんど見たことがあり、かな
り実感として読み進めることが出来た。そして感心しながら読んだ。ちょっと
難しいが面白い本です。

和辻哲郎 古寺巡礼|よみがえる平城京と天平時代を伝える東大寺:JR西日本
https://www.westjr.co.jp/company/info/issue/bsignal/10_vol_129/feature
01.html