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北斗の人
« 投稿日:: 1月 25, 2018, 11:10:27 am »
書名:北斗の人(上)
著者:司馬遼太郎 
発行所:講談社
発行年月日:2006/2/15
ページ:379頁
定価:619円+税

書名:北斗の人(下)
著者:司馬遼太郎 
発行所:講談社
発行年月日:2006/2/15
ページ:313頁
定価:619円+税

“それ剣は瞬息 心気力の一致” 千葉周作

幕末三大道場のひとつ玄武館を開き、“北辰一刀流”を編み出した剣豪・千葉
周作が江戸お玉が池に道場を開くまでの若き日の物語です。幕末三大道場とは
“神道無念流”斎藤弥九郎の練兵館、“鏡新明智流 ”桃井春蔵の士学館、そ
して“北辰一刀流”千葉周作の玄武館。「力の斎藤、位の桃井、技の千葉」と称
され、この三道場でほぼ江戸の剣客を三分し、幕末にいたり、剣術以外の思想
の面でも志士たちに大きな影響力を及ぼす道場へと。幕末となると必ず出てく
るのが北辰一刀流(妙見山の北斗七星に誓った剣の道)坂本竜馬、藤堂平助、
山南敬介、清河八郎も“北辰一刀流”の使い手でした。そのほか幕末の著名人
を輩出しています。斎藤道場では桂小五郎、桃井道場では武市半平太が出た。

千葉周作の名前は知っていたが、殆ど知らなかった。特に剣術家だから体は小
さい人だと思っていた。(勝手に)でも実際は相撲取り位の巨漢だった。そし
て剣術が強かったのは当たり前だが、当時の剣術の世界に合理主義を持ち込ん
で理論詰めで、竹刀を用いた剣術指南、精神主義から合理主義への変換、初心
者にもわかりやすい指導法でどんどん強い弟子が出来てきた。指導方法が優れ
ていた人だった。門人5000人と言われた。司馬史観臭はしますが読み応えの或
る本です。

幕末剣士千葉周作
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« 最終編集: 1月 25, 2018, 11:40:37 am by admin »