投稿者 スレッド: 炎立つ  (参照数 494 回)

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炎立つ
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 10:38:19 pm »
書名:炎立つ 巻の壱北の埋み火
著者:高橋 克彦
発行所:日本放送協会
発行年月日:1992/12/15
ページ:383頁
定価:1456円+税

書名:炎立つ 巻の弐萌える北天
著者:高橋 克彦
発行所:日本放送協会
発行年月日:1993/2/10
ページ:415頁
定価:1456円+税

書名:炎立つ 巻の参空への炎
著者:高橋 克彦
発行所:日本放送協会
発行年月日:1993/5/30
ページ:448頁
定価:1456円+税

書名:炎立つ 巻の四冥き稲妻
著者:高橋 克彦
発行所:日本放送協会
発行年月日:1993/8/31
ページ:461頁
定価:1456円+税

書名:炎立つ 巻の伍光彩楽土
著者:高橋 克彦
発行所:日本放送協会
発行年月日:19934/5/24
ページ:410頁
定価:1456円+税

前9年の役、後3年の役その後の奥州藤原氏の4代、義経と共に奥州藤原氏が滅ぶと
ころまでを描いている歴史ロマン第五巻です。NHKの大河ドラマでも放送されたそ
うです。

前9年の役陸奥の豪族安倍頼良その息子貞任が跡取りとなって陸奥六郡を実質的に
運営していた。陸奥守藤原登任が野望を抱き蝦夷の統治へと動く。再び陸奥は戦
乱に巻き込まれていく。蝦夷人の血を受け継ぐ安倍頼良、阿倍貞任が物部氏の末
裔で陸奥の金山を支配する吉次と手を結び、藤原経清と共に戦う。源頼義は難癖
をつけて戦に誘い込もうとする。源義家(八幡太郎義家)とともに蝦夷と戦う。
貞任、経清と義家の間には敵方同士であるが、武士として互いに認め合い、尊敬
もしていたが、戦の前に貞任、経清は頼義、義家、清原武貞連合軍(実質の兵力
は清原氏)に敗れて阿倍氏は滅んでしまう。

残された経清の妻結有は経清の息子を連れて清原武貞と結婚する。これは息子に
陸奥六郡の夢を託し、阿倍、藤原の復興を願ってのこと。この息子が清原清衡(
藤原清衡)。本来ならば殺されてもしかたがなかった清衡は極力、目立たない青
年時代を過ごす。そして起こった後3年の役で源義家の支援を得ながら清原氏と戦
い。後3年の役。

清原氏を滅ぼす。奥州藤原四代(清衡、基衡、秀衡、泰衡)の祖となり平泉に藤
原氏の夢、東北の地に黄金の楽土を築いた。源平の武士達の台頭してきた時代、
源義経が頼朝に追われ頼った先が、三代目秀衡。四代目泰衡。
この一連の時代を描いている。長編歴史小説ですが、読みやすい。また東北の歴
史については全く知らなかったので興味を持って読んだ。