投稿者 スレッド: 横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法  (参照数 283 回)

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横浜の時を旅する ホテルニューグランドの魔法
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 10:32:36 pm »
書名:横浜の時を旅する
   ホテルニューグランドの魔法
著者:山崎 洋子
発行所:春風社
発行年月日:2011/12/15
ページ:278頁
定価:1600円+税

関東大震災後の昭和2年ホテルニューグランドが完成した。このホテルは横浜の財
界市民が立ち上がって作ったというホテル。関東大震災の復興のシンボル、そし
て横浜のシンボル。そのホテルニューグランドを主人公に横浜を見つめ直してい
る本です。横浜に住んで長いのでこの中に出て来る話のいくつかは知っていたと
いうものもありますが、ニューグランドについては全く興味もなかったので新し
いことがいっぱい。またひとつ楽しみが増えました。

ニューグランドの初代料理長サリー・ワイルによる日本の洋食店への影響、大仏
次郎の部屋、マッカーサーの泊まった部屋、進駐軍が使っていた時代。30年ニュ
ーグランドに住んでいた旧ロシア帝国の貴族の末裔。南京町とニューグランドの
関わり、ニューグランドからの山下公園、横浜港の景観。氷川丸とニューグラン
ドとの関わりなどと盛りだくさんの本です。横浜市民ならば一回読んで置くと良
いかなと思います。