投稿者 スレッド: 葛の葉抄 あや子、江戸を生きる  (参照数 516 回)

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葛の葉抄 あや子、江戸を生きる
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 10:20:22 pm »
書名:葛の葉抄
   あや子、江戸を生きる
著者:永井 路子
発行所:PHP研究所
発行年月日:1995/3/24
ページ:334頁
定価:1456円+税

『赤蝦夷風説考』を田沼意次に上申した伊達藩の藩医工藤平助の娘工藤あや子、
後の只野真葛は家の没落や結婚の失敗、弟の死など数々の不幸を乗り越え、封建
社会の束縛に取り囲まれながらも自分を見失うことなく、一人の女性として、人
間として力強く生きた江戸時代の女流作家生涯を華麗な筆致で綴っている。「江
戸の町にも清少納言がいた」自由で鮮やかな個性に輝く著作「独考」(ひとりか
んがえ)を残した。江戸時代にもこんな現代に通じる女性がいたのですね。永井
路子の華麗で優雅な文章が光る。