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京伝怪異帖
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 07:49:24 pm »
書名:京伝怪異帖
著者:高橋 克彦
発行所:中央公論社
発行年月日:2000/6/10
ページ:507頁
定価:1900円+税

 時は江戸時代、田沼意次、松平定信の頃、主人公は山東京伝。江戸の街で起こ
るちょっとした怪異ことに山東京伝が巻き込まれてしまう。そんな様子を京伝が
冷静に見つめているという視点で物語が展開する。京伝がある日吉原で遊んでい
ると平賀源内が牢内で死んだ知らせが入った。牢から出されるのは真夜中、その
様子を相棒と京伝は見に行く、そこで見たものは?源内のお通夜であった一人の
男、隠れるように去った。田沼意次と親しかった平賀源内、その死に疑いを持っ
た京伝。ちょっと奇想天外な話がゴロゴロと入っている。楽しみながら物語の展
開を追うことの出来る本です。