本屋で「不都合な真実」(元アメリカ副大統領)の見ると温暖化は凄いことにな
るという論理よりも写真で大きく取り上げているが、その他の温暖化に関する本
はそれとはかなり違った本が並んでいた。その中の一冊です。「不都合な真実」
は一つの見方のバイブルなので買おうかと思いながら結局立ち読み(1時間位)す
るだけでやっぱり買うほどのものでは無いと判断した。そのうち図書館で借りら
れるかな(2,3年後)
書名:科学者の9割は「地球温暖化」CQ2犯人説はウソだと知っている
著者:丸山茂徳
出版社:宝島社新書
発行年月日:2008/10/9
価格:648円+税
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今日本国中でCO2の排出量をゼロにしても気温はたったの0.00004℃しか下がらな
い。二酸化炭素では「温暖化」しない
(本書本文より)
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東工大教授で地球地質学者の著者が温暖化CO2犯人説に反論している本です。それ
よりも温暖化よりも恐ろしい「地球寒冷化」の予兆をデータで説明している。(
地球の歴史)を見据えた上での議論。ここ100年観測されたデータ、またここ2,3
0年の兆候で大騒ぎしている「温暖化議論」よりは説得力があると思う.必ず訪れ
る石油の枯渇と人口問題、人類は生き残るために何をすれば良いかを考えている
。日本の人口の適正化(著者は今の半分6000万人から7000万人)、食糧自給率を
どうして上げていくか。基本はやっぱり地元のものを食べる(地産地消ですね)
。新聞、テレビでは考えることすらしない問題を提起してくれている。180ページ
程度の本ですが中身があると思います。環境問題、人口問題などになるとすぐに
自分が不確かな情報で信じ込んでしまっていることに頑なに拘ってします。(人
間の特性)自分が信じていたこと違うことには耳を傾けない傾向が多いのですが
、こんな問題は犯人捜しをするわけではなく理解することが先。異論、異端にも
接することが出来る柔軟性を失わないでいたいと改めて思いました。