投稿者 スレッド: 松永弾正  (参照数 397 回)

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松永弾正
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 03:10:26 pm »
書名:松永弾正(上)
著者:戸部新十郎
出版社:読売新聞社
発行日:1998.9.19
価格:¥1700円+税

書名:松永弾正(下)
著者:戸部新十郎
出版社:読売新聞社
発行日:1998.9.19
価格:¥1700円+税

・将軍足利義輝を殺したこと。
・主家三好家を奪ったこと
・奈良の大仏殿を焼いたこと
常人なら一つもなし得ないことを三つもやった。悪名高い松永久秀(弾正)の
物語です。室町時代末期足利家の支配力が無くなってきた時代、守護の細川家、
その配下の三好家に使えてあれよあれよという間に頭角を現してきた松永久秀
(氏素性は不明)、戦国時代の面白い時代を波乱万丈に生きていく。悪名が高
ったと言うことはやっぱり実力があった人でしょうね。後世の評判はその後の
時代から過去を見ているから、悪名になっているのではないでしょうか?同時
代の明智光秀、真田正幸、もう少し前の足利高氏などもう一度正統な評価をし
てあげたい魅力ある人物達ではないでしょうか?
織田信長に攻められたとき名釜「平蜘蛛の釜」と交換で降伏もあり得たが、「
平蜘蛛の釜」を信長渡す位ならと城の天守閣とともに焼いて自滅してしまった
最後は戦国の世に生まれる武将という感じがしないでもない。近代になって城
には必ず天守閣がセットになっているが、これを考え作ったのは松永弾正の多
聞城。主人三好長慶の信貴城(弾正が築城)とのこと。その後織田信長が安土
城にも天守閣を造っている。築城名人の加藤清正にも影響を与えたのであろう。
« 最終編集: 10月 03, 2013, 12:47:19 pm by admin »