投稿者 スレッド: 環境問題のウソ   (参照数 347 回)

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環境問題のウソ 
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 02:58:50 pm »
書名:環境問題のウソ 
著者:池田清彦
出版社:筑摩書房
発行年月日:2007/10/05
定価:760円+税

京都議定書を守るニッポンはバカである。
科学的見地から「正論」を斬る
地球温暖化、ダイオキシン、外来種・・・・。
マスコミが大騒ぎする環境問題を冷静にさぐってみると
ウソやでたらめが隠れている。
---本書表紙カバーより---

以前マスコミで大騒ぎをしたダイオキシン、未だに猛毒だと思っている人が一杯
いるけれど実はそんな猛毒でも無かった。今騒いでいる地球温暖化にしてもNASA
の最新のデータを使って地球シュミレータなるもので、科学的(的がくせもの)
に検証してこのまま放っておくと大変なことになると。うそとまことをごっちゃ
にしたお騒がせな議論に「一言もの申す」という感じで生物学者現早稲田大学教
授の著者が一石を投じています。いずれの問題にしても原因と結果が即連動する
ような簡単な問題ではないのにすぐ、原因、犯人を1つに限定して「こいつが悪
い」と決めてしまわないといけないような風潮に、冷静に冷静に自分の頭で素直
に考えてみることを推奨しているように思える。
 地球温暖化にしても温暖化は大変だ、大変だ。肝心の何が大変なのかを理解し
ている人はいないのでは、寒冷化、温暖化いずれにしても良い面と悪い面がある
ことをまずは気付かないといけないのではないか。今はやりのグローバル・ウォ
ーミング(地球規模の温暖化)じゃなくてローカル・ウォーミング(局地的な温
暖化)では??シベリア、グリーンランド、アラスカなどが温帯地帯と同じよう
になるといまよりずっと大きな面積で作物が作れる場所が出来る。住みやすい環
境も出来る。赤道直下は暑くて地獄になるかも。地球全体が熱帯地帯になるよう
な感じで大変だ。大変だと叫んでいるような気がする。うがった見方をするとそ
れも環境問題で自分をアピールしたい人、金儲けのネタにしたい人???逆説的
にいうと著者もその一人かも。(でもこんな意見も必要だと思う)
 さて10年後京都議定書は話題として残っているかな。1970年代のローマ
クラブ「成長の限界」では化石燃料はもうそろそろ無くなってしまっていたので
は。