投稿者 スレッド: 西太后秘録 近代中国の創始者  (参照数 374 回)

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西太后秘録 近代中国の創始者
« 投稿日:: 9月 29, 2015, 12:55:54 pm »
書名:西太后秘録 近代中国の創始者(上)
著者:ユン・チアン
発行所:講談社
発行年月日:2015/2/10
ページ:292頁
定価:1800円+税

書名:西太后秘録 近代中国の創始者(下)
著者:ユン・チアン
発行所:講談社
発行年月日:2015/2/10
ページ:300頁
定価:1800円+税

西太后(慈禧大后)というと世界三大悪女されている。「残虐非道の女帝」のイメージが強いが本当にそうだったのか?実は清朝末欧米列強の脅威にさらされながら4億人の民を率い、47年に渡って統治し、近代中国の基礎を作りあげた、辣腕の政治家だった。

『ワイルド・スワン』『マオ』の作者ユン・チアンが「誤った西太后」像を根本から覆し、「名君・西太后」の真実に迫る大作です。『ワイルド・スワン』『マオ』は中国では発売禁止本です。

西太后(慈禧大后)は官僚の家に生まれた。父の失脚後、長女として一家を支えた。16歳で清朝第9代皇帝の咸豊帝の側室となり、咸豊帝の崩御、幼い息子が帝位を継ぐと、後見として政治家の頭角を現していく。しかし、息子は若くして病のために崩御してしまう。妹の子供を養子に迎え、皇帝を継がす、光緒帝となったその養子の後見として返り咲き、宮廷内の政治に手腕を発揮する。中国国内の資料だけではなく、イギリス、フランスなど欧米の外交官などの手紙など、色々な第三者の資料を駆使して西太后(慈禧大后)の真実に迫る物語です。今までの西太后(慈禧大后)とは全く違った実像が書かれている。

【書評】楊海英(静岡大教授)が読む『西太后秘録 近代中国の創始者』ユン・チアン著、川副智子訳
http://www.sankei.com/life/news/150329/lif1503290022-n1.html
西太后とユン・チアン---川副智子・訳『西太后秘録 近代中国の創始者 上・下』 
http://gendai.ismedia.jp/articles/premium01/42221