書名:東海道新幹線 50年の軌跡
50のエピソードで綴る半世紀の歩み
著者:須田 寛・福原 俊一
発行所:JTBパブリッシング
発行年月日:2014/9/26
ページ:190頁
定価:1900円+税
昭和39年10月1日東海道新幹線の営業が開始された。昨年50年になった。それを記念して新幹線の歴史、車両、サービスなどの変遷のほか、新幹線のもたらした社会的インパクト、物流や生活スタイルなどにおよぼした影響などにも考察した本で、歴代の新幹線車両の特徴をコンパクトに紹介している。
東京-新大阪4時間(ひかり)5時間(こだま)で始まった新幹線も2時間25分(のぞみ)。乗客数も1日平均41万人、1億5000万人/年。今ではなくてはならない幹線となっている。
横浜に出てきてから毎年のように京都へ帰るときは利用していてよく知っていると思っていたが、この本を読んで知らなかったことばかり、今では通勤電車と同じくらいの運転間隔で、今まで指定席を買ったことがない。でも自由席はいつ何故出来たの?実は大阪万博の時、チケットの発売が遅れて乗れない人が出たことから、特急の切符だけで乗れるようにしたのが始まりだったとか?28年間値上げしていない。乗客が増えたことで空き率がだんだん下がってきたとか。これも民営化のメリットか
最初は新横浜には「こだま」しか止まらないので京都から4時間掛かっていたが、今では2時間で。朝1一番の列車でいくと8時には京都に、9時半には岡山と。完全に日帰り圏内になってしまった。山陽新幹線は300km/時速を行っているが、カーブが急な東海道新幹線では270km/時速とか?
「ディスカバリージャパン」とか「大人の休日」「いい日旅立ち」「そうだ京都へ行こう」などCMもキャンペーンも懐かしい。開業以来人身事故を起こしていない。安全、省エネの乗り物です。なかなか面白い本です。