投稿者 スレッド: かぶく 織田佐馬助 自由狼藉一代記  (参照数 274 回)

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かぶく 織田佐馬助 自由狼藉一代記
« 投稿日:: 12月 31, 2014, 06:04:44 pm »
書名:かぶく 織田佐馬助 自由狼藉一代記
著者:典厩 五郎
発行所:毎日新聞社
発行年月日:2014/9/15
ページ:439頁
定価:1850円+税

織田有楽斉の息子、織田信長の甥で一族きっての異端児。いつの時代でも不良少年、青年がいる。そしてこの織田佐馬助もそんな半生を過ごしている。人質として豊臣秀吉の小姓を努め、秀吉、淀殿、家康、結城秀康なども魅了した人間性、権勢にはなびかず、京洛を騒がせ、愛と自由に破天荒な生涯を生きた。この織田佐馬助を描いた作品は今までないのではないかと思う。婆娑羅大名の佐々木道誉、ばさらとは少し違うが、関ヶ原の戦い以降かぶき者で異彩を放った男。この時代だから出てきた人物という気がする。時代が人を作る。生きてくるのが遅かったのか?早かったのか?なかなか面白い小説です。