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Messages - admin

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稲田欠席の閉会中審査がヒドすぎる! 小野寺防衛相も同じ穴のムジナ、陸自報告書を「読んでない」とごまかし|LITERA/リテラ
http://lite-ra.com/2017/08/post-3378.html

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【レビュー】「Firefox」への導入が検討中の新機能を一足先に試せるMozilla公式拡張「Test Pilot」 - 窓の杜
http://forest.watch.impress.co.jp/docs/review/1049212.html

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ICT情報技術 / あのパスワード規則、実は失敗作だった
« 投稿日:: 8月 10, 2017, 03:23:58 pm »
あのパスワード規則、実は失敗作だった - WSJ
http://jp.wsj.com/articles/SB12199000528276883842504583318883522596550

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本に出会う / 婉という女・正妻
« 投稿日:: 8月 09, 2017, 10:42:07 pm »
書名:婉という女・正妻
著者:大原 富枝
発行所:講談社
発行年月日:2005/4/10
ページ:383頁
定価:1,600 円+税

野中兼山(良継)1615~1663年土佐藩で父は山内一豊の家老だったが、良継が生
まれたときには浪人になっていた。そして、1615年兼山が4歳の時、父と死別。
その後母と二人で放浪の旅、そして土佐に帰国。父の従兄弟である野中直継の
養子となり、直継の娘を妻(従兄弟)としました。

1631年(寛永8年)、18歳の時養父と同じ奉行職となります。当時の藩主は二
代藩主山内忠義で、兼山は忠義に藩政改革を命じられます。その業績はめざま
しく、新田開発、港湾設備等の土木工事、四ヶ村を灌漑、産業の振興、専売制
による財政強化など、土佐24万石、実質30万石といわれるほど業績をあげまし
たが、当時徳川幕府は外様大名の揚げ足を取ってお取りつぶしを狙っており、
藩内にも野中兼山の反対勢力も台頭してきていました。二代藩主忠義が隠居が
きっかけとなって、その後藩主となった三代藩主忠豊に弾劾を受け失脚、宿毛
に幽閉。 その3ヶ月後、兼山は亡くなりました。49歳でした。また一族も幽
閉されました。

その後、兼山没後ながらも一族の幽閉は続き、男系が絶えるまで幽閉は続いた
のです。 幽閉が解かれるまで兼山の死後40年という年月がかかりました。

野中兼山の妻、妾、息子、娘、母、義母が幽閉された暮らしを淡々と婉という
娘が語っているという体裁の物語です。そして男兄弟が全て絶えるまで延々と
幽閉が続きます。この物語の始まりは弟が亡くなることで赦免されるところか
ら始まります。婉は4歳の時に幽閉されます。したがって父の行いも罪も何も
知らないそんな幼い子をも幽閉するという罪とは。現在では考えられないし、
また江戸時代でも非常にまれだったのではないでしょうか?
赦免された時44歳、その後の人生を生きた婉も描いている。一身二生の女の生
涯を描いた作品です。


「正妻」は野中直継の娘を中心に、「日陰の姉妹」は婉の異母姉妹のことが書
かれています。「婉という女」の3部作です。野中兼山はともすると山内家に
反抗しようする長曽我部の家臣達を郷士として百姓として生きていける道を作
った人でもある。幕末の志士につながる縁があったのかも。

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菅官房長官が壊れ始めた! 会見で「ここは質問に答える場所じゃない」、自分の著書のことを「知らない」|LITERA/リテラ
http://lite-ra.com/2017/08/post-3374.html
加計問題に爆弾級の新事実! 加計学園幹部も官邸を訪問していた! 同時間帯に安倍首相と下村文科相が|LITERA/リテラ
http://lite-ra.com/2017/08/post-3371.html

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オスプレイ落ちて天下の秋を知る - 逝きし世の面影
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/5f8fc8e93b9d05133ce3a08f4fc18967

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東京オリンピック今からでも返上すべき!8割 - 逝きし世の面影
http://blog.goo.ne.jp/syokunin-2008/e/238a19e82aee72f2e75b6f5b64b2cb7f

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安倍首相と加計学園“癒着”の決定的証拠! 加計が職員を安倍の選挙に動員していた事実を文春がスクープ|LITERA/リテラ
http://lite-ra.com/2017/08/post-3359.html

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獣医学の重鎮が加計問題で安倍首相を一刀両断! 過剰な獣医師養成は税金の無駄遣い、地域振興のために獣医学レベル低下…|LITERA/リテラ
http://lite-ra.com/2017/08/post-3364.html

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国家破滅内閣に名を連ねた卑しい権力亡者の閣僚たち<上>|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210874

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本に出会う / ルーズヴェルト・ゲーム
« 投稿日:: 8月 04, 2017, 09:26:53 pm »
書名:ルーズヴェルト・ゲーム
著者:池井戸 潤
発行所:講談社
発行年月日:2012/2/21
ページ:440頁
定価:1,600 円+税

業績不振にあえぐ青島製作所。リストラが始まる。歴史ある野球部の廃部が役
員会の議題に上ってくる。かつての名門チームも成績は振るわない。またエー
スも不在で崩壊の危機。社長の思い入れのある野球部も社長一人では存続する
ことが難しくなってきた。この落ち目の野球部に打開策はあるのか?選手が、
監督が、技術者がそれぞれの人生とプライドと思い出をかけて挑む。
「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。かつて「一番おもしろい
試合は、8対7だ」野球を愛したルーズヴェルト大統領は、そう語った。野球部
長の三上が招いたのは、挫折を経験したひとりの男だった。社長に抜擢された
細川は早速聖域無きリストラを命じる。野球部の存続は?なかなか面白い本で
す。一気に読んでしまった。

ルーズヴェルト・ゲーム 池井戸潤
http://book-sp.kodansha.co.jp/topics/rooseveltgame/

34902
本に出会う / 共震
« 投稿日:: 8月 04, 2017, 08:50:30 pm »
書名:共震
著者:相場 英雄
発行所:小学館
発行年月日:2013/7/28
ページ:325頁
定価:1,500 円+税


2011年3月11日に起こった東日本大震災の、今なお続く被災者の厳しい生活を
テーマにしたミステリー小説。3.11をノンフィクションで描いても誰も読んで
くれない。そこでフィクションの形で描いたと。ノンフィクション風だから余
計に被災者の会話、ひとつひとつに重みがある。

東日本大震災から2年後、東松島の仮設住宅で事件が起きました。殺害(毒殺
)されたのは国から出向して宮城県の職員早坂順也。彼は県職員という枠を超
えて、復興のため東北各県を廻り、被災地の人々の立場から力を尽くしてきた
人物だった。

大和新聞東京本社の遊軍記者である宮沢賢一郎は、東日本大震災後、志願して
仙台総局に異動する。沿岸被災地の現状を全国の読者に届けるため、「ここで
生きる」というコラムを立ち上げた。彼も又震災発生後3週間後から被災地各
地を飛び回り、被災地の人々の暮らし、苦悶などレポートして来た。早坂とも
面識があった。2人とも現場主義で自分の目、体で確かめないと気が済まない。
宮沢賢一郎は早坂順也の人柄から誰かに恨みを抱かれる人物でない。何故殺さ
れたか疑問を抱き独自で捜査を始める。

警察側は警視庁のキャリア田名部昭治も被害者の手帳に自分の名前があったこ
ともあって、県警と捜査を開始する。この物語は2年前の震災直後の様子、宮
沢賢一郎、田名部昭治の追想と現実の捜査を章を分けながら話は進む、また被
災地の人々の声が随所にちりばめられている。2人とも現場に良く足を運び、
捜査を進める。その2人が出会ったところで事件捜査は急速に進展する。

震災にあって苦しんでいる人々を支援していく、美しい話、感心する話も出て
くるが、逆に困った人により苦しみを与えて平気な輩も出てくる。義捐金を不
正に貰っているまる暴(日雇い労働者を被災地に送り、避難所に避難させ、義
捐金が出ると逃げさす)義捐金詐欺、復興予算の不正取得(バス、トラックな
どの運賃の過剰請求)、そしてNPOを標榜して人助けといいながら、復興予算
を過剰に取り込む悪質な団体。ミステリー仕立てになっているが、被災地の出
来事は著者が実際歩いて集めた情報に基づいているので、それぞれに重い。

著者はあとがきに
日頃「嘘を書いてナンボ」と嘯いてきた者としては「嘘をはるかに凌駕した圧
倒的な現実」の前に立ち尽くすしかありませんでした。と書いている。
「頑張って」というのは3.11の被災者に言う言葉ではない。これまで十分頑張
ってきた。これ以上頑張れというのは死ねと言うこと。
この本は覚悟して読む本だと思います。安易にすすめたくない本です。


エンタテインメント小説で東日本大震災を描く意味とは? 想像を超える過酷
さと行政の限界 
http://biz-journal.jp/2013/08/post_2696.html

34903
本に出会う / 秋萩の散る
« 投稿日:: 8月 04, 2017, 07:46:36 pm »
書名:秋萩の散る
著者:澤田 瞳子
発行所:徳間書店
発行年月日:2016/10/31
ページ:237頁
定価:1,500 円+税

著者が得意とする奈良時代を舞台とした珠玉「凱風の島」「南海の桃李」「夏
芒の庭」「梅の一枝」「秋萩の散る」の5編、漢語、言葉の使い方が巧みで長
編に匹敵する読み応えのある作品衆です。

「凱風の島」
6度目の日本渡来に挑む鑑真を乗せて4艘の帆船は、沖縄に到着した。玄宗皇
帝の許可なく鑑真を乗せた副使・大伴古麻呂と遣唐大使・藤原清河は日本に鑑
真を同伴するか否かでもめている。先の船に遣唐大使・藤原清河、最後の船に
副使・大伴古麻呂が鑑真を乗せ出発するが?唐に30年間滞在し唐で大出世した
阿倍仲麻呂なども登場。鑑真和上の来日秘話
「南海の桃李」
吉備真備は遣唐使の航海が命がけの仕事、何とか少しでも安全に航海が出来な
いかとひとつのアイデア(南海の200ある島々に、漂流船に場所を知らせる目
的で石碑を建てること)を高橋牛養に告げる。高橋牛養は太宰府に赴任した。
そして石碑を建てるべく南海の島々を巡っている。次の帰路、島にたどり着い
た真備は碑がないことに愕然とする牛養が碑を建てなかった理由はなにか?
「夏芒の庭」
有力な子弟でなくても成績優秀であれば入学かなう大学寮、でもここに在学し
ている4年目の上信は落ちこぼれ、四書五経など理解できない。そこに日向の
秀才雄依がやってくる。そして同室となる。上信や雄依たちは権力闘争の死闘
(藤原仲麻呂を中心とした陰謀)を目の当たりにする。ある者は巻き込まれ、
またある者は世の不条理を学ぶ。
「梅の一枝」
文筆にたけた石上朝臣宅嗣は、宮中で「文人乃首(文人の筆頭)」の名をほし
いままにしていた。そんな宅嗣の前に久世王が現れる(母親は石上朝臣宅嗣の
従姉であるという)、そして久世王は安倍女帝(孝謙天皇)の異母弟ともいう。
久世王の存在を安倍女帝に知られたら、久世王の命を狙われ、石上朝臣宅嗣に
も類がおよぶかもしれない。何か手を打たないといけないが?
「秋萩の散る」
安倍女帝(孝謙天皇、後の称徳天皇)の寵愛により比肩する者のいない高職に
ついた道鏡。天皇の位までも自分のものにしようとしたと悪名高い道鏡。女帝
の崩御後、下野国薬師寺に配流された。そこには臆病な道鏡、自分から望んで
出世したのではなく、女帝の意志だと。しかし女帝を悪くいう世間には全て道
鏡が悪名を背負ってあの世に行こうとしている老僧として描かれる。でもその
道鏡に悪魔のささやきが。

これらの短編が時代順に並べられており、奈良時代の時代感覚が分かるように
なっている。読み応えのある本です。また著者の視点で捉えた奈良時代感が堪
能できる名作です。


34904
本に出会う / 花散らしの雨 みおつくし料理帖
« 投稿日:: 8月 04, 2017, 07:01:28 pm »
書名:花散らしの雨
   みおつくし料理帖
著者:高田 郁
発行所:角川春樹事務所
発行年月日:2009/10/18
ページ:293頁
定価:571 円+税

料理のレシピが主題の江戸時代小説
舞台は元飯田町の「つる家」。「つる家」料理担当の澪が主人公。何でも大阪
から2年前にやってきた。この「つる家」の周辺で起きる事件を扱った小説。
漫画のような構成でどのページから読んでも何となく判る。非常にシンプルな
物語になっている。難しい話もひねりもないので読みやすい。そしてそこでは
必ず食べ物の話、料理の話が詳しく出てくる。事件などは脇役。そんな新スタ
イルの小説です。「みをつくし料理帖」シリーズの第二弾身を尽くす(みをつ
くし→澪)からか?最初のページに舞台が判る江戸地図、登場する場所など記
載した地図がついている。

なかなか面白いこのシリーズも10巻くらいは出ているみたいです。

巻末付録に本書の出てくる「ほろにが蕗ご飯」「金柑の蜜煮」「なめらか葛饅
頭」「忍び瓜」のレシピが掲載されている。ちなみに「忍び瓜」とは胡瓜のこ
と。伏見稲荷では社紋が胡瓜の切り口と同形であることから胡瓜を食べてはな
らない。徳川の世になって葵のご紋も胡瓜の切り口に似ていることから武士は
胡瓜を食べてはいけないことになっていたとか?

本書より
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元飯田町に新しく暖簾を掲げた「つる家」では、ふきという少女を下足番とし
て雇い入れた。早くにふた親を亡くしたふきを、自らの境遇と重ね合わせ信頼
を寄せていく澪。だが、丁度同じ頃、神田須田町の登龍楼で、澪の創作したは
ずの料理と全く同じものが「つる家」よりも先に供されているという。はじめ
は偶然とやり過ごすも、さらに考案した料理も先を越されてしまう。度重なる
偶然に不安を感じた澪はある日、ふきの不審な行動を目撃してしまい―――。
書き下ろしで贈る、大好評「みをつくし料理帖」シリーズ、待望の第二弾!

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本に出会う / 佐保姫伝説
« 投稿日:: 8月 04, 2017, 06:34:56 pm »
書名:佐保姫伝説
著者:阿刀田 高
発行所:文藝春秋
発行年月日:2009/3/15
ページ:309頁
定価:1,600 円+税

歳を重ねた大人の、いつもの日常の裂け目から覗く夢幻、1編30ページほど短
編ですが、名文がつづく。著者は飽きさせず次々と読みたくなる名手です。そ
んな12編の短編集です。

「初詣で」「虹の恐怖」「大きな夢」「佐保姫伝説」「ちょっと変身」「像は
鼻が長い」「恨まないのがルール」「海を見に行く」「赤い丸の秘密」「五色
の旗」「やきとりと電話機」「カーテンコール」の12編

数年ぶり日枝神社で偶然であった古い親友(元恋人?)、絵馬に何かを祈願を
書き込んでいた。自分の今まで使っていた万年筆を私に託して去って行った。
「初詣で」
子供の頃にみた桜景色その景色に魂を振るわされた。おぼろげな記憶を頼りに
初老の男は同じ場所を探して歩く、そこにはそこは葉桜だった。でもそこには
写生をしていた女性(年齢不詳)がいた「佐保姫伝説」エジプトのカイロで出
会った不思議な女性を描く「大きな夢」佐渡の荒涼とした自然に触れる中年カ
ップルの「海を見に行く」

人生の半分は、儚い夢と不確かな記憶なのだ。人間は一生かかって実は幼い頃
に戻っていくのかもしれない。
視点が新鮮で、わかりやすく読みやすい文体です。

阿刀田高さんインタビュー | BOOK SHORTS
http://bookshorts.jp/atoudatakashi/

本書より(「やきとりと電話機」)
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一番正しいことを決めるのではなく、みんなで決めたことが正しい。それで仕
方がない。と納得するシステム・・・確かに民主主義かもしれない。

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