やじうま瓦版
		サロン => 本に出会う => スレッド開設者: admin より 3月 01, 2013, 05:53:23 pm
		
			
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				書名:仇討 傑作時代小説集
 著者:直木 三十五
 発行所:KSS出版
 発行年月日:1998/10/1
 ページ:263頁
 定価:1800 円+ 税
 
 直木賞は有名ですが、直木三十五の作品には余り触れたことがない。「南国太平
 記」位か?ひとつのジャンルとして「歴史小説」と確立したのは直木三十五だと
 か?その中でも傑作は「仇討ちもの」。仇討ちの中に歴史小説としての要素がす
 べて入っているとのこと。この本に取り上げられている仇討ちは知っているもの
 もあり、知らないものもあり。語り部としての直木三十五の魅力がいっぱい。現
 代の作家にはない感性がほとばしっている。こんな作品群も又良い。
 
 本書より
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 菊池寛が「大歴史小説家」と絶賛した直木三十五珠玉の時代小説集。忠臣蔵を題
 材にした「討入」をはじめとする十編を収録。いわゆる「敵討ち」の実相に迫る
 とともに、直木その人の上方人らしい人間観を現した作品が味わえる
 
 稲葉山桜吹雪
 秋篠助太刀
 芥川虚無僧記
 濃紫筑波颪
 名剣秘話
 討入
 醒ケ井宿の仇討
 黒石の乱闘
 菖蒲刀御堂前
 生駒騒動 計10編の仇討ちものの短編集