やじうま瓦版
		サロン => 本に出会う => スレッド開設者: admin より 3月 01, 2013, 05:48:10 pm
		
			
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				書名:エースを出せ!脱「言論の不自由」宣言
 著者:日垣 隆
 発行所:文藝春秋
 発行年月日:2002/8/30
 ページ:342頁
 定価:1619 円+ 税
 
 日垣隆を知ったのは「TBSラジオVS日垣隆氏 不正流用疑惑巡り激烈バトル」こん
 なタイトルを先日見た時でした。こんな本も出していました。読んでみると結構
 きついことを遠慮せずにどんどん発言(書いている)しているという感じで、最
 初は天声人語批判、2000年頃の天声人語を例に挙げて小学生、中学生以下作文力
 、文章の下手を例を挙げてこき下ろしている。まず取材などは年に数回、起承結
 の文体。転がない。起結で終わっているところもあると。また著者の言いたいこ
 とがない文章が多いと随分とこき下ろしている。
 
 ということでここ二三日の天声人語を読んでみると言われているとおり、何が言
 いたいのかわからないものが羅列されている。机上で頭だけで考えた事がすぐわ
 かってします。お粗末な内容だと思う。
 日垣隆はきついことを言っているだけあって取材と調査、研究は十分に時間を取
 っている内容の文章を書いている。新聞批評、テレビ批評、政治批評、科学の話
 題などジャンルはいっぱい。
 
 これからちょっと注目したい作家です。
 
 本書より
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 冷静に世界を見渡せば、なかなか日本の技術や文化は捨てたものではありません
 。この「捨てたものではないはずだ」という感情と「ひどい指導者が多すぎる」
 という分裂した認識が、この国を覆っている最大の悲喜劇だと思います。
 それを何とかしよう、ただのケチつけ、愚痴ではなく、あるべき姿とこれならで
 きそうだという現実論を調和させたい。
 
 日垣隆公式サイト ガッキィファイター
 http://www.gfighter.com/
 @hga02104