やじうま瓦版
		サロン => 本に出会う => スレッド開設者: admin より 3月 01, 2013, 05:47:20 pm
		
			
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				書名:牙 江夏豊とその時代
 著者:後藤 正治
 発行所:講談社
 発行年月日:2002/2/1
 ページ:326頁
 定価:1800 円+ 税
 
 1970年代、長島がいた、王がいた、堀内がいた、村山がいた、そして江夏がいた
 。江夏は成績もそれなりに残したが、記憶に残る選手だ。江夏ストライク、王ボ
 ールという審判に判定させてしまう凄さがあった。今の選手のなかでこんな破天
 荒な選手はもういない。直球を思い切り投げて決して逃げないそんな勝負。見る
 ものに感動以上のものを与えてくれた。
 
 本書は、現役生活18年の通算成績が206勝158敗193セーブ、最優秀防
 御率一回、最多勝二回、最優秀救援投手五回の、江夏豊の阪神時代を書いたノン
 フィクションである。巨人:一番柴田、二番土井、三番王、四番長嶋、五番高田
 、六番末次、七番森、八番高橋一三、九番黒江に何がしか懐かしさを覚えるよう
 な方にとっては楽しい。阪神:一番藤田平、二番西園寺、三番遠井、四番カーク
 ランド、五番藤井、六番小玉、七番吉田、八番辻、九番江夏。
 
 阪神の江夏を中心に描いている。今はテレビ大阪の解説者をやっているとか。