やじうま瓦版
		サロン => 本に出会う => スレッド開設者: admin より 3月 01, 2013, 05:46:56 pm
		
			
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				書名:イントゥルーダー
 著者:高嶋 哲夫
 発行所:文藝春秋
 発行年月日:1999/4/20
 ページ:322頁
 定価:1429 円+ 税
 
 羽島浩司は,日本のスティーブ・ジョブス,ビル・ゲイツと呼ばれる新興コンピ
 ュータメーカーの副社長で,研究開発部長46歳である。スーパーコンピュータ
 の開発に追われて忙しくしているところに、一本の電話「あなたの息子が重体で
 す」
 という電話がかかってきた。羽島浩司には息子はいない。しかし学生時代2ヶ月ほ
 ど同棲していた女性がいた、それが電話の主。びっくりしながらも病院に駆けつ
 ける。息子は新宿で車にはねられて意識不明の重体、緊急手術中だった。突然の
 息子の出現に戸惑いながら、手術の終わるのを待った。
 
 刑事がやって来て犯人は捕まらない。それより息子の血液から覚醒剤反応がでて
 いると。刑事は覚醒剤の密売人と疑っている。状況証拠を並べていくと息子は旗
 色が悪い。意識の不明のまま、その間羽島浩司は執拗に、息子の過去を追いかけ
 ていく。いろいろと探っていく中、息子は殺されたのではないかという疑惑が出
 て来る。その推定が正しい方向に向かうといろいろと邪魔が入ってくる。
 
 第16回サントリーミステリー大賞受賞作品