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生物多様性のウソ
« 投稿日:: 3月 01, 2013, 07:16:10 pm »
書名:生物多様性のウソ
著者:武田 邦彦
発行所:小学館
発行年月日:2011/6/6
ページ:254頁
定価:740円+税

生物の多様性とはどういう事なのか?判っているようで判らない。生物の種類は3
000万種とも8000万種とも言われている。一応名前がついているものが600万種と
か?1年に4万種が絶滅しているとして大騒ぎしているようだ。生物は多様性でな
いといけないか?ガラパゴスのように限定された場所でもそれなりに生物は繁栄
する。地球の歴史からいうと生物が隕石などの急激な変化で95%以上の生物が絶滅
しているという事実もある。地球が温暖化すれば生物は増える。

生物多様性は先進国の途上国潰し。地球温暖化、生物多様性を一番に言い出した
アメリカは今では完全に腰が引けてしまった。日本は何が何だか判らないの世界
に遅れまいと何の方針も思想もなしに生物多様性を叫んでいる。地球温暖化も同
じ。でも地球温暖化と生物多様性は実は矛盾した概念。生物は多様でなくても問
題はない。東京などの都市に住んでいて自然環境を守れとか、環境環境と騒ぐ矛
盾に気付きなさい。絶滅する生物もあれば新たに発見される生物もいる。人間の
尺度で自然、地球を考えるという傲慢さを反省しよう。「ゆく川の流れは絶えず
してしかも元に水にあらず」持続性のある社会など今までも無かったし、これか
らも無い。森羅万象は変化するものと悟りなさい。というようなことを教えてく
れている。新たな視点で地球、生物、自然を考えて見るのも良いのではないかと
思う。

本文より
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・日本人は「トキを絶滅から守りたい」と思っていますが、トキに聞いてみたら
意外なことに「親切はありがたいのですが、私たちはもう生きるのが辛いのです
。そっと絶滅させて下さいというかも知れません。
・トキを保護するのは「いじめ」に近い
・現代はもっとも生物が多い時代
・外来種を駆除するのは人間のエゴである。
・納得できることを正しいと考える人間の欠陥