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多摩ニュータウン物語
« 投稿日:: 1月 31, 2015, 06:04:05 pm »
書名:多摩ニュータウン物語
   オールドタウンと呼ばせない
著者:上野 淳・松本 真澄
発行所:鹿島出版会
発行年月日:2012/9/20
ページ:209頁
定価:2600円+税

東京西部の多摩丘陵に広がる多摩ニュータウンは計画人口34万人の我が国最大のニュータウンで、多摩市、八王子市、町田市、稲城市の4市にまたがる。戦後の高度成長による東京都区部の深刻な住宅難及び首都圏郊外の無秩序は宅地開発に対応する必要が生じ、居住環境の良好な宅地、住宅を大幅に供給することを目的として多摩ニュータウンは構想された。開発規模は約3000ヘクタール、東西14km、南北1~3kmに及ぶ広大なニュータウンです。

このニュータウンが供給されて40年がたち、当初考えられた居なかった問題も出てきた。現状の多摩ニュータウンの問題点に取り組んだ意欲的な本です。一番の問題は高齢化の問題、建物の内部、外部、そして坂道の多い街路の問題。初期に供給されたところではいろいろな問題が出てきている。
港北ニュータウンに先行しているが、多摩ニュータウンを俯瞰することで港北ニュータウンを将来を予想することができると思う。これからやってくるであろう高齢化問題も多摩ニュータウンがどんな取り組みをしているかが参考になるのではないかと思う。