投稿者 スレッド: 縁は異なもの  (参照数 346 回)

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縁は異なもの
« 投稿日:: 11月 14, 2012, 12:11:01 pm »
書名:縁は異なもの
著者:白州正子・河合隼雄
発行所:河出書房新社
発行年月日:2001/12/30
定価:1,600+税

「明恵上人」を通じて白州正子と河合隼雄が会う機会が持てたとのこと。これも
縁。京都の高山寺の明恵。白州と河合の真剣勝負なかなか面白い。能の話。「か
くれ里」の話。白州正子は取材で滋賀県を結構歩いている。車で通過するのと、
実際歩いて見るのは全く違う。現在は先人の書物、言葉いっぱいあって本を読ん
で勉強していたら、一生掛かっても相当頑張って読む人でも10,000冊程度。

人の書いたもの解釈して知識として身につけてもそれ以上のものは出てこない。
 明治時代の学者がやっていた西洋の書物の解釈。そんなことをしていたら時間
が幾らあっても足らない。忙しい、忙しいと叫びあっている情報化時代。情報氾
濫時代。無限にある知識を手に入れることは出来ないと早く気が付くことが、実
は安心して生きていける近道かもしれない。二人の対談で感じられるのは余裕。
久々にすがすがしい気分にさせて貰った。この本の中で白州正子が亡くなった後
のことも河合隼雄が書いているが、すがすがしい余韻を残して白州がこの世から
いなくなった。湿っぽいところがないのが良い。白州次郎、白州正子こんなひと
は100年に一人でるか、位まれな人なのでしょう。