投稿者 スレッド: 鳴門秘帖(一)~(六)  (参照数 194 回)

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鳴門秘帖(一)~(六)
« 投稿日:: 4月 15, 2020, 06:36:12 pm »
署名:鳴門秘帖(一)~(六)吉川英治 歴史時代 文庫
著者:吉川英治
発行所:講談社
発行年月日:1989( 平成 元) 年9 月11 日 第 1 刷 発行
Kindle
定価:0円

『鳴門秘帖』は、吉川英治の長編小説である。1926年8月11日から翌年10月14
日まで、「大阪毎日新聞」に連載された。若い頃に面白くて一気に読んだ記憶
がありますが、中身はほとんど憶えていなかった。それで電子本Kindleに全6
冊が無料でおいてあったので、ダウンロードして読んでみた。昔から吉川英治
は好きな作家でした。でも知ったときにはなくなられていました。

徳川の世、それに不満を持っている藩主たち、公家など扇動して幕府反覆を企
む阿波徳島蜂須賀家。外部からの潜入者は極力阻もうとしている(鎖国状態)。
そんな中、謎に囲まれた阿波に潜入しようとする青年隠密(法月弦之丞)と、
それを阻もうとする阿波藩士の戦いに、青年隠密を恋い慕う3人女性(見返り
お綱、お千絵、お米)の恋情を語り部吉川節に乗せて語っていく面白い面白い
物語です。約90年位前の作品とは思えない。紙の本と違ってデジタル本は読み
やすい。また途中で居眠りしても、読んでいた箇所は保存しておいてくれる。
紙だとしおりなど忘れるとどこまで読んだか探すのが難しい。また何冊でも保
存出来るのでどこででも読める。なかなか良いものです。また著作権が終わっ
た作品は無料又は100円程度と定額で読めます。こんな時期には凄い見方です。
図書館も休館になってしまっていますので。