投稿者 スレッド: 国立西洋美術館「松方コレクション展」  (参照数 262 回)

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国立西洋美術館「松方コレクション展」
« 投稿日:: 7月 24, 2019, 10:57:12 pm »
国立西洋美術館「松方コレクション展」

今日は三ヶ月ぶりに病院に行ってきました。9時頃に終わる予定が、次回の検診のため採血をやっておかないと行けないことになって、10時近くまで掛かってしまいました。友人と上野で待ち合わせしていたのですが、30分でつくことが出来ました。都内ははやい、電車の待ち時間が殆どない。久々の信濃町、新国立競技場がほぼ出来上がっています。昨年4月入院したときはまだ鉄骨が立ち始めた頃でしたが、出来上がっています。今日でちょうどあと366日、になりました。

今日は国立西洋美術館へ「松方コレクション展」を見てきました。この美術館は元々松方コレクション(松方幸次郎・川崎造船所社長)を収容する場所として開館した経緯があります。松方幸次郎は大正初期から昭和初期(1910年代から1920年代)にかけて美術品の収集につとめ、浮世絵が約8,000点、西洋美術が約3,000点で総数は1万点を超えていたコレクション。散逸したものもありますが、今回はそんな散逸したコレクションなどの里帰りなんかの作品もあって、なかなか豪華な展覧会でした。一つの部屋に展示してある作品の量が半端ではありません。ぎっしりと詰め込んだ感じで、作品を持てる国立西洋美術館だから出来る。

もう少しゆったり展示して欲しかった。マネの作品が目を引きます。またAIを使って復元された作品(これは唯一撮影可)も面白い試みでした。ここの美術館は常設展でもいつもいい作品を持っているところです。保存状態の良い作品が多かった。誰かが戦争で大儲けして、美術品を買いあさった。それが時が経つとお金には換えられない価値を産んでいる。今の時代そんな目利きはいないでしょうね。マネにしても売れない時代に見つけて、作品を独占的に手に入れている。大原美術館にもそんな目利きがいましたね。ただの大金持ちではないところが面白い。

「松方コレクション展」に続いて常設展と見ていくとすごい量の作品群です。結構疲れました。昼になったのでレストランを見ると長い行列が、上野のこの周辺には食べるところが少ないので、今日は大きなイベントがない東京都美術館に行ってみました。空いていました。本日のランチ(ロールキャベツ)税込み1000円を美味しくいただきました。

午後は東京国立博物館の特別展「三国志」と「奈良大和四寺のみほとけ」と常設展を見に行きました。三国志は吉川英治の本、三国志演義(平凡社)など読んでいるのでこの展示に出てくる人物、物語などなじみがありました。しかしこの展示の各章の冒頭には「漫画三国志」の画面で案内されています。作者は書いてあったけれど覚えていない。今の若い人は三国志といえば漫画なんですね。この展示は全数撮影許可(フラッシュはNG)となっていました。今回はカメラを持っていかなかった。ただ撮りたいのはあまりなかった。曹操の墓を再現した部屋が作られていました。時の権力者としては質素なお墓でした。三国志の時代中国に人口760万人位で急激に人口が少なくなった時期、何事にも質素、質素が推奨された時代だったんですね。

本館の1室に「奈良大和四寺のみほとけ」という企画、奈良の長谷寺、岡寺、室生寺、安倍文殊院の四寺から国宝のみほとけが来られていました。いずれも見事ないいお顔です。これらのお寺は行くには難儀するところにあります。上野に一同に集まって見られるのは良いですね。
東京国立博物館には大きく5つの館があって、いろいろな作品があります。でもいつも特別展(平成館)と本館の一部、だけでその他の館を回れません。1回全部を回ってみたいと思っています。展示会のはしごはやっぱり2つ位が限界ですね。今回も結構疲れました。そんなに歩いたわけでもないのですが、じっくり見るというのは疲れますね。
お勧めは「松方コレクション展」ですね。

雑談
東京芸大のポスターの前で老人と出会った。その人は歴史が好きで詳しい。東京国立博物館の入り口の左側100mほど行ったところにある黒門(因州池田家)の由来を説明してくれた。江戸時代のものが、関東大震災、太平洋戦争の空襲で焼けてなくなった。でも奇跡的にこの黒門は残っている。大切なものですよと。江戸時代の藩で同じ名前がある。亀山(丹波と三重)、田辺(紀州、舞鶴)松山は3つ、吉田3つなど日本地図に藩名と家紋、領主が書いてあるものを出して詳しく説明してくれた。なかなか面白い人でした。何でも77歳とか?何でもテレビ有名な人に上野を案内する約束していたが、本人ではなく、メネージャが入れた予約ドタキャンのやり方にプンプンしていたところ、我々が話を聞いてあげたことになって、怒りもかなり収まったらしく、別れるときにはお会いできてありがとうと言って帰って行かれた。

雑談
東京芸大のポスターの前で老人と出会った。その人は歴史が好きで詳しい。東京国立博物館の入り口の左側100mほど行ったところにある黒門(因州池田家)の由来を説明してくれた。江戸時代のものが、関東大震災、太平洋戦争の空襲で焼けてなくなった。でも奇跡的にこの黒門は残っている。大切なものですよと。江戸時代の藩で同じ名前がある。亀山(丹波と三重)、田辺(紀州、舞鶴)松山は3つ、吉田3つなど日本地図に藩名と家紋、領主が書いてあるものを出して詳しく説明してくれた。なかなか面白い人でした。何でも77歳とか?何でもテレビ有名な人に上野を案内する約束していたが、本人ではなく、メネージャが入れた予約ドタキャンのやり方にプンプンしていたところ、我々が話を聞いてあげたことになって、怒りもかなり収まったらしく、別れるときにはお会いできてありがとうと言って帰って行かれた。


国立西洋美術館開館60周年記念
松方コレクション展
2019年6月11日(火)~9月23日(月・祝)

東京国立博物館 - 展示 日本の考古・特別展(平成館)
 日中文化交流協定締結40周年記念 特別展「三国志」
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1953

東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 奈良大和四寺のみほとけ
https://www.tnm.jp/modules/r_free_page/index.php?id=1966