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五人組帳の研究
« 投稿日:: 2月 08, 2019, 07:09:45 pm »
五人組帳の研究
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1060576

五人組とは五戸を一組とした庶民の隣り近所の組織です。その役割は、相互検
察や連帯責任などにあります。
五人組帳(ごにんぐみちょう)とは、五人組が遵守すべき法令として前書(ま
えがき)に列記し、組員に連判して制約させた帳簿です。その内容は、幕府の
御触書(おふれがき)の要約を集成した、治安、年貢収納、勧農、田畑売買等
に関するものが多いです。

武蔵国は相給地が多いので1村の中でも五人組の支配者が違ったりして結構複
雑な規則などや要望なども多かった。この本に都筑区の勝田村、山田村の五人
組帳前書きなどを例に上げている。江戸時代後期の様子が見えてくる。昭和18
年の発行です。五人組は町内会、自治会のルーツだと思います。戦争中の隣組
よりは自主的な組織で領主、支配者にいろいろ要望、お願いなどしながら村を
改革している例が多く見られます。

相給とは一村が二人以上の旗本や大名家臣によって知行されること,またはそ
の知行地をいう。
このあたりは芝の増上寺領、旗本領が混在しています。