投稿を表示

This section allows you to view all posts made by this member. Note that you can only see posts made in areas you currently have access to.


Topics - admin

ページ: 1 ... 2314 2315 [2316] 2317 2318 ... 3965
34726
ちょっと気になるホームページ / 道徳化された温暖化論争
« 投稿日:: 12月 26, 2017, 07:36:52 pm »
思想のない道徳(7)道徳化された温暖化論争 : 武田邦彦 (中部大学)
http://takedanet.com/archives/1069333660.html

34727
20171225 報道するラジオ「揺らぐ!トランプ大統領の足元」 - YouTube
https://www.youtube.com/watch?v=EBTnXgfFlW8&feature=em-uploademail

34728
歴史 / 喜連川藩
« 投稿日:: 12月 26, 2017, 07:07:13 pm »
喜連川藩

喜連川藩(きつれがわはん)は、関ヶ原の戦いの後に下野国塩谷郡喜連川(現
在の栃木県さくら市喜連川)に立藩された藩。藩庁は喜連川陣屋。藩主は足利
国朝(正室は古河公方・足利氏姫)を藩祖とする喜連川氏。喜連川氏は足利尊
氏の次男・足利基氏の後裔であり、名族足利氏のなかで唯一明治維新まで大名
格で存続した家である(分家を入れると細川氏も含まれる)

34729
歴史 / 『万宝料理秘密箱 卵百珍』
« 投稿日:: 12月 26, 2017, 07:05:32 pm »
『万宝料理秘密箱 卵百珍』 | 江戸料理レシピデータセット
http://codh.rois.ac.jp/edo-cooking/tamago-hyakuchin/

『万宝料理秘密箱(まんぼうりょうりひみつばこ)』について
表紙見返しに「一名玉子百珍」とある。花洛(京都)の器土(かわらけ)堂こと器土堂主人著。
オープンデータになっているのは、1795(寛政7)年の刊行の前編5冊。初版は1785(天明5)年の刊行で、本書は補刻本にあたる。

国立国会図書館デジタルコレクション - 守貞謾稿. 巻1,3-16,18-30,後集巻1-4
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2610250
国立国会図書館デジタルコレクション - 守貞謾稿
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2609587?tocOpened=1

守貞謾稿
近世後期の風俗誌。喜多川守貞著。30巻,後篇4巻。絵入。別名《近世風俗志》。刊行されることなく原稿で伝わったが,原稿には〈漫〉ではなく〈謾〉の字が用いられている。

国立国会図書館デジタルコレクション - 武江年表
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1123706
国立国会図書館デジタルコレクション - 武江産物志
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2607291?tocOpened=1

国立国会図書館デジタルコレクション - 江戸自慢三十六興
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1304667?tocOpened=1
国立国会図書館デジタルコレクション - 書画交毫五拾三駅 東京自慢双筆三拾六興
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1304756

国立国会図書館デジタルコレクション - 大武鑑. 巻之1
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1015270

34730
本に出会う / 幕末単身赴任 下級武士の食日記
« 投稿日:: 12月 26, 2017, 06:50:25 pm »
書名:幕末単身赴任 下級武士の食日記
著者:青木 直己
発行所:筑摩書房
発行年月日:2016/9/10
ページ:282頁
定価:780円+税

11/25と12/3の二回に分けて横浜市歴史博物館で「幕末の下級武士の生活と食
」という講演会が開かれた。そのとき著者の青木直己氏より紹介された本です。

万延元年(1860年)紀州和歌山藩の勤番侍・酒井伴四郎28才(妻と子供は和歌
山に)が江戸藩邸勤務を命じられて、叔父達とともに和歌山を出て中山道を通
って江戸まで出てくる旅の経過から始まり、1年7ヶ月の勤務を終えて、その後
もう一度江戸藩邸勤務を命じられて出てきた。その江戸での暮らしを細々と日
記に記していた。現在は約半分程が残っている。その内容を詳細に解説してい
る本です。御三家紀州藩の中屋敷の長屋に住まいする。中屋敷は現在の赤坂迎
賓館の当たりの広大な敷地の中にあった。(ちなみに上屋敷は紀尾井町)

叔父と共に衣紋方という役職についています。仕事は殿様、上司など着物など
の着付け、そして扈従達に教える。また越後屋(三井家)へも教えに行ってい
た。したがって下級武士とは言え単身の独身?の江戸での生活は意外と豊かで、
仕事もそこそこに江戸の町を遊び歩いて色々な者を食している。江戸の定番の
グルメ、幕末になっているので異人との接触、横浜への見物、大名行列、登城
見物といろいろ積極的に興味をもって出かけている。でも月の内2/3位は3人共
同で自炊をしている。これも面白くて昼に米を炊く(順番制)おかずは各自が
用意する。魚、味噌、酒なんでもあり。ところが明日の楽しみしておいたあじ
の干物などを叔父に食べられてしまう。こんな愚痴が漏れてくる。
でも上司でもある叔父には直接言えない悩みが見えてくる。初鰹に歌舞伎役者
が3両(38万円位)払ったはなし。事細かに物の値段が出てくるので今と比較
することが出来る。そば16文(この16文というのは28そば=16、そば粉の比率
がいわれたか?)当時の銭で4文銭があり、それを4枚という切りで値段がつい
ている。お汁粉、善哉なども16文。この時代卵20文=400円位 ちなみに鶏肉、
卵を食べるようになったのは比較的新しく、ポルトガル、スペインの南蛮人が
来た頃からカステラなど。肉というと鴨肉が主だった。しかしこの物語の時代
は幕末、イノシシ、豚、牛肉も食べていた。肉は煮るという食べ方をしていた。
豆腐、豚鍋、ドジョウ鍋、鰻、サツマイモ、里芋なども。

また味噌、醤油、みりん、砂糖など。醤油は江戸のはじめ頃は上方からの下り
ものが主だったけれど幕末頃は野田、銚子の濃い口醤油が殆どとなった。江戸
の鰻は泥くさいと言われていたが、調理の仕方とみりん、砂糖の普及で幕末に
は旨くなった。酒はくだりものに頼ってくだらないものは流行らなかった。技
術と水の違いか?

単身赴任の気楽な勤務にしては几帳面に質素倹約を主として長屋生活を送りな
がら、外食には思い切って大枚をはたく。メリハリのある生活をしている。で
も下級武士といいながらやっぱり出張手当、世録も多く楽な暮らしをしている
感じがした。また二度目の江戸勤務では日光出張、長州戦争従軍の様子など。
紀伊の殿さんは第一次長州戦争にあまり乗るきで無かった。仕方なく安芸に行
ったと。
なかなか楽しい本です。現在の宮仕えにも通じるところもあります。誰かが東
北の人が京浜に出てくると「出稼ぎ」でも東京もんが地方に行くと「単身赴任
」と。どちれも「出稼ぎ」ですね。

「幕末の下級武士の生活と食」
講師:青木直己氏
日程:第一回2017年11月25日(土)、第二回2017年12月2日
時間:14:00~16:00 (受付13:30より)
会場:横浜市歴史博物館 講堂  
   横浜市営地下鉄「センター北駅」徒歩5分
募集人員:170名(応募多数の場合抽選」
参加費:1,000円(2回分)


『万宝料理秘密箱 卵百珍』 | 江戸料理レシピデータセット
http://codh.rois.ac.jp/edo-cooking/tamago-hyakuchin/

『万宝料理秘密箱(まんぼうりょうりひみつばこ)』について
表紙見返しに「一名玉子百珍」とある。花洛(京都)の器土(かわらけ)堂こ
と器土堂主人著。
オープンデータになっているのは、1795(寛政7)年の刊行の前編5冊。初版
は1785(天明5)年の刊行で、本書は補刻本にあたる。

国立国会図書館デジタルコレクション - 守貞謾稿. 巻1,3-16,18-30,後集巻1-
4
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2610250
国立国会図書館デジタルコレクション - 守貞謾稿
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2609587?tocOpened=1

守貞謾稿
近世後期の風俗誌。喜多川守貞著。30巻,後篇4巻。絵入。別名《近世風俗志
》。刊行されることなく原稿で伝わったが,原稿には〈漫〉ではなく〈謾〉の
字が用いられている。

国立国会図書館デジタルコレクション - 武江年表
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1123706
国立国会図書館デジタルコレクション - 武江産物志
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2607291?tocOpened=1

国立国会図書館デジタルコレクション - 江戸自慢三十六興
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1304667?tocOpened=1
国立国会図書館デジタルコレクション - 書画交毫五拾三駅 東京自慢双筆三拾
六興
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1304756

国立国会図書館デジタルコレクション - 大武鑑. 巻之1
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1015270

34731
【10GBASE-T、ついに普及?】NTT東西の「Bフレッツ」(100Mbps)に採用された最大622Mbpsの「B-PON」【期待のネット新技術】 - INTERNET Watch
https://internet.watch.impress.co.jp/docs/column/nettech/1097570.html

34732
ICT情報技術 / PCで扱える漢字 6万文字に
« 投稿日:: 12月 26, 2017, 09:49:15 am »
PCで扱える漢字 6万文字に - ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1712/25/news071.html

34733
なぜ東芝は、利益の9割を稼ぐNANDメモリ開発者を辱めて追放したのか? | ビジネスジャーナル
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21816.html

34734
「遺伝か環境か」不毛な議論に終止符〜なぜその努力は報われないのか(安藤 寿康) | 現代ビジネス | 講談社(1/5)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53876

34735
来年度予算案には政府の露骨な「弱い者いじめ」が潜んでいる(町田 徹) | 現代ビジネス | 講談社(1/3)
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53964

34736
『民衆の敵』、実は傑作なのに大コケさせたフジテレビの責任 | ビジネスジャーナル
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21820.html

34737
本に出会う / 山月庵茶会記
« 投稿日:: 12月 25, 2017, 09:55:53 pm »
書名:山月庵茶会記
著者:葉室 麟
発行所:講談社
発行年月日:2015/4/21
ページ:275頁
定価:1,550円+税

「陽炎の門」、「紫匂う」につづく、「黒島藩シリーズ」の第3弾目です。九
州豊後鶴ヶ江の黒島藩を舞台に柏木靭負(ゆきえ)が主人公の作品です。柏木
靭負はかつて、黒島藩の勘定奉行を務め、400石の身分であり、当時藩内を二
分した派閥の一方の領袖として将来を期待されていた。だが政争に敗れ失脚す
る。妻の藤尾(享年36才の若さ)が亡くなったのを機に親戚の松永精三郎を養
子として迎え、松永精三郎に家督譲り。奥祐筆頭、白根又兵衛の娘、千佳と娶
せると突然京に上る。京で表千家七代如心斎に師事し、茶人として名をなし孤
雲と号し、京から江戸でる。

柏木靭負(孤雲)が16年ぶりに故郷に戻ったところから物語は始まる。16年前
の靭負が藩の重要な使命を帯びて
江戸に赴いていた間に起きた事件。妻藤尾は自害してしまった。「山月庵」と
いう茶室を舞台に当時の関係者を茶に招きながら、その謎に挑む物語です。最
後にはあっというドラマが、このあたりが葉室麟劇場か?


34738
本に出会う / 孤闘 立花宗茂
« 投稿日:: 12月 25, 2017, 09:34:26 pm »
書名:孤闘 立花宗茂
著者:上田 秀人
発行所:中央公論新社
発行年月日:2009/5/10
ページ:356頁
定価:1,800 円+税

山本兼一の著書「まりしてん 誾千代姫」葉室麟の著書「無双の花」という作
品がある。この物語にも誾千代姫と主人公の立花宗茂が出てくる。戦国武将立
花宗茂の生涯を描いた歴史時代小説

「孤闘 立花宗茂」の帯には
武勇に誉れ高く、乱世に義を貫いた最後の戦国武将の風雲録。大友家臣として
島津と戦い、秀吉下での朝鮮従軍、さらに家康との対決!関ヶ原で西軍に与し
改易となるも、旧領柳川に所領を安堵された稀代の猛将の奮闘と懊悩を精緻に
描く。単行本第一作にして第十六回中山義秀文学賞を受賞。待望の文庫化。

立花宗茂は「義を貫いた」人でもある。旧主大友義統が従五位下なので、豊臣
秀吉から従四位(宮中に参内出来る資格)の官位を与えるという申し出を辞退
した。戦国の世を生きた武将にあって、一度没落してまた返り咲いた希有な人
物。この小説では誾千代姫を持ち上げて、立花宗茂が悪いように書かれている。
「義の人」という今までの評判に反抗するように立花宗茂を批判的に描いてい
る。


ちなみに「無双の花」の感想他
-------------
書名:無双の花
著者:葉室 麟
発行所:文藝春秋
発行年月日:2012/1/15
ページ:261頁
定価:1400円+税

山本兼一の著書「まりしてん 誾千代姫」という作品があるが、この物語にも
誾千代姫と主人公の立花宗茂が出てくる。秀吉から「その忠義鎮西一、剛勇ま
た鎮西一」と激賞され、ことのほか気に入られて“九州の一物”と呼ばれた、
戦国武将立花宗茂の生涯を描いた歴史時代小説。

物語は関ヶ原の戦い西軍として参加して負けて九州柳川城に帰ってきたところ
から始まる。絶体絶命のピンチに立った立花宗茂と誾千代姫の2人の夫婦の物
語。西軍に味方して、大名から転落、そして徳川家康の直臣になるまでの浪人
暮らし、徳川家康に召し抱えられたからの活躍、そして旧領柳川藩への復帰、
波瀾万丈の生涯をダイナミックに描いている。そこには武士とは、夫婦とは、
人ととは、部下とはいろいろ教えられるところが多い。読み応えのある本です。

本書より
------------------
申し訳ござりませぬ、と言って頭を下げた後、誾千代は言葉を続けた。
「恐れながら太閤様は欲得尽くで大名を操り、天下をお取りになられました。
太閤様亡き後、豊臣家が欲によって乱れるのは当然の理でございます。されど、
さような乱れと関わらずに立てられるべきものが、立花の義だとわたくしは気
づきました」
「立花の義か――」
宗茂は目を閉じた。誾千代に〈立花の義〉を説かれた日のことが脳裏に蘇って
くる。宗茂にとって、これまで生きて来た歳月を思い起こさせる言葉だった。
 
-----------
(前略)宗茂の家臣たちは、
もはや、潮時でござる」
と逸り立ったが、宗茂は戦況をじっと見守り、
「まだ早い」
と許さなかった。家臣たちは色めき立った。
「なにゆえでござる。味方が崩れて退きまするぞ」
「それを待っていたのだ。残兵がおっては足手まといになるし、われらの武功
も紛れてしまう」
宗茂がきっぱりと言うと、家臣たちも、なるほど、と顔を見合わせて首肯した。
乱戦に際して、宗茂は横合いから攻め込む〈横鑓〉を得意とした。

---------
「死を覚悟した旗を掲げるのは、それだけ生きたいという思いが強いからこそ
ではありますまいか。武士は常に死に場所を捜しまするが、それがしは生きた
いと願うことを恥とは思うておりませぬ」
信繁は宗茂に顔を向けた。
「つまるところ真田の義とは、生き抜くことでござる」
信繁の言葉に込められた気迫の重みに、宗茂は感銘を受けた。
 
--------
「わたくしは此度の関ヶ原の戦でお前様が負けられてよかったと思うておりま
す」
「武家には、負けてよいなどということはないぞ」
宗茂は苦笑いした。
「いえ、これにて太閤様よりいただいた柳川十三万石がきれいに無くなると思
うと、胸がすっといたすのです」
誾千代は心から嬉しそうに笑った。

-------------
清正が髭に覆われた口をゆがめてため息をつくと、如水もふっと息を吐いた。
「立花のあのような生き様は苦難がつきまとうであろうが、ひとの心を潤しも
する。それが立花の天命かもしれぬな」

-----------
「お前様は西国無双の武将にございます。必ずや返り咲いて、誰にも負けぬ無
双の花を咲かせてくださりませ」
言うまでもない。そのために京に上るのだ」
宗茂は立ちあがると、襖越しに、
「そなたを迎えに参る日が必ず来よう。それゆえ、さらばとは言わぬぞ」と告
げた。

34739
歴史 / 七十一番職人歌合
« 投稿日:: 12月 25, 2017, 09:02:25 pm »
国立国会図書館デジタルコレクション - 江戸自慢
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/8929317
国立国会図書館デジタルコレクション - 江戸自慢三十六興
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/1304667?tocOpened=1

国立国会図書館デジタルコレクション - 皮肉文集
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/912314

江戸自慢
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo06/wo06_03158/index.html

作品を知る「七十一番職人歌合」 - 中世絵話集め~絵とともに楽しむ物語~
https://www.hyogo-c.ed.jp/~rekihaku-bo/historystation/digital-exhibitions/ebanashi/ka0009.html
国立国会図書館デジタルコレクション - 職人尽歌合 3巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2541160
国立国会図書館デジタルコレクション - 職人尽歌合 3巻
http://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2538657
【七十一番職人歌合】
http://base1.nijl.ac.jp/iview/Frame.jsp?DB_ID=G0003917KTM&C_CODE=0214-08502&IMG_SIZE=&PROC_TYPE=null&SHOMEI=%E3%80%90%E4%B8%83%E5%8D%81%E4%B8%80%E7%95%AA%E8%81%B7%E4%BA%BA%E6%AD%8C%E5%90%88%E3%80%91&REQUEST_MARK=null&OWNER=null&IMG_NO=1

34740
本に出会う / 天の光
« 投稿日:: 12月 25, 2017, 08:51:05 pm »
書名:天の光
著者:葉室 麟
発行所:徳間書店
発行年月日:2014/6/30
ページ:259頁
定価:1500 円+税

この本は2回目です。
仏師は彫るために用意した木材に仏性(ぶっしょう)を見出す、といわれている
が、木材の中から仏が現れる。本当だろうか?彫る対象の人物(僧侶、恩師、
思い人)にある仏性を映し出してくるのか?それとも自分の中にある仏性を見
つけ出すのか?いろいろと考えさせられる博多の仏師柊清三郎の物語です。益
々判らなくなってきた。これも九州が主な舞台です。

前回の感想他
------
仏師を主人公にした作品です。柊清三郎は福岡藩の普請方52石柊尚五郎の三男。
三男では一生部屋住みの身。武士に見切りをつけて17歳で仏師の高坂浄雲に入
門して23歳から物語が始まる。師匠高坂浄雲は清三郎を見込んで娘おゆきの婿
に望まれた。結婚して1年程して清三郎は仏師として迷い始める。どうしても
京都に出て仏師の道を究めたいと師匠の許しも得ずに京にでる。
三年後福岡に戻ったときに、事態は一変、師匠の家は盗賊に入られ、師匠は殺
され、妻おゆきは辱めを受け、師匠の葬式を済ました後、どこか行方不明に。
清十郎は仏師の仕事の傍らおゆきを探す。おゆきが博多の豪商・伊藤小左衛門
の世話になっていることが判ったのはしばらく立ってからのこと。時は江戸末
期豪商・伊藤小左衛門は福岡藩の依頼を受け抜け荷で大きく貢献していたが、
長崎奉行所に知られるところとなり、伊藤小左衛門の関係者一族郎党とらわれ
てしまう。おゆきもとらわれの身に。伊藤小左衛門は磔、おゆきは姫島に流罪、
清三郎はおゆきのために姫島に渡ったが。
柊清三郎がいろいろな苦難に遭いながら仏師としての感性を磨き、技を上達さ
せていく過程とこころの動きを作者の迫力ある筆力は見事です。なかなか面白
い作品。

「天は耐えられぬほどの苦しみはひとに与えないものだ」

天の光 葉室麟著 真の仏性とは 仏師の葛藤
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO73287990V20C14A6NNK001/

ページ: 1 ... 2314 2315 [2316] 2317 2318 ... 3965